北朝鮮の核の脅威が日増しに高まっている中、中国の役割が注目されています。このほど、アメリカの政府関係者が、北朝鮮に核と弾道ミサイルを放棄するよう説得するという中国の言葉は嘘だと指摘しました。
AP通信12月7日付が掲載した米上院軍事情報委員会メンバーのトム・コットン議員へのインタビュー記事で、同議員は、北朝鮮の核問題は、中国にとって、米国との経済問題や南シナ海での埋め立て、国内のキリスト教徒への残虐な弾圧などの不当な行為に対する注意をそらせることができると語りました。
同議員は、北朝鮮が核を保有し続ければ、アメリカの政策決定者は中国ではなく北朝鮮の問題に注力せざるを得ないとして、中国が西側諸国に対して大風呂敷を広げる一方で北朝鮮の核開発を阻止する措置を採らないのは、これが目的だと指摘しています。