中国の情報員がSNSメディアで偽のアカウントを使ってドイツの情報提供者を大量募集していたことを、ドイツ連邦憲法保護局が明らかにしました。
ロイター通信は、ドイツ憲法保護局が数カ月の調査により、中国のスパイがリクルーターや科学者、コンサルタント会社やシンクタンクの社員になりすまし、リンクドイン(LinkedIn)などのSNSメディア上でドイツの政府関係者や政治家の個人情報を収集し、情報提供者を募っていたと報じました。
ドイツ憲法保護局は、すでに1万人以上のドイツ国民がこれらの偽アカウントと接触したと述べています。
こうした情報提供者のリクルートは、まずターゲットの経歴に興味があるかのように装って偽アカウントで接触した後、有給の試用期間を経て、中国旅行に招待し、中国に着いたら情報を聞き出すというやり口です。