『三字経』第3単元 武訓 学校を造る
養 不 教 父 之 過
yǎng bú jiào fù zhī guò
養いて教えざるは 父の過ちなり
教 不 嚴 師 之 惰
jiào bù yán shī zhī duò
教えて厳ならざるは 師の惰(おこたり)なり
子 不 學 非 所 宜
zǐ bù xué fēi suǒ yí
子(こ)として 学ばざるは 宜(よろ)しき所に非(あら)ず
幼 不 學 老 何 為
yòu bù xué lǎo hé wéi
幼(よう)にして 学ばざれば 老いて何を為(な)さん
《解釈》
親が子を養い育てる過程で子供への教育が不十分なら、親の役不足であり失格である。一方、学校では、教師の授業に熱が無く指導が甘ければ、教師の怠慢である。子供の頃から熱心に勉強すれば、後に立派な人になれる。
《注釈》
養:養う、扶養する
父:父、父親
過:過失、過ち
嚴:厳格である、厳しい
師:師、先生
惰:怠惰である、怠ける
學:学ぶ、学習
非:間違い、背く
宜:ふさわしい、当然
幼:幼い
老:年をとっている、老いている
何:どうして、なぜ
爲:なす、行う