[ダボス(スイス) 25日 ロイター] – 韓国の康京和外相は25日、北朝鮮の核問題は外交的手段により解決されるべきだと主張し、軍事的手段が検討される場合は、米政府がまず韓国政府と協議することを確信していると述べた。
同外相は世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)の記者会見で「核問題は交渉や外交的努力により解決されるべきで、軍事的に解決するという案は容認できない」と述べた。
トランプ政権は、北朝鮮問題への対応では全ての選択肢が検討対象だと表明している。当局者によると、米政府は限定的な攻撃についても協議した。ただ、平昌冬季五輪を控え、韓国と北朝鮮が対話を再開する中、軍事的な選択肢を議論する動きはここ数週間、いったんおさまっている。
同外相は「米国がこの問題で行うことは何であれ、われわれとの緊密な協議の上で実施されると確信している」と語った。
これより先に行われたロイターとのインタビューで同外相は、北朝鮮が新たな核・ミサイル実験に踏み切った場合に備え、韓国は「あらゆる不測の事態」を想定していると明らかにした。