[東京 26日 ロイター] – ファナック<6954.T>は26日、2018年3月期業績予想を上方修正した。自動化の流れを追い風に、FA(工場の自動化)やロボット、小型切削加工機などのロボマシンが好調に推移していることを反映させた。上方修正は7月、10月に続いて3回目。
売上高予想は前年比33.3%増の7160億円(従来予想6930億円)に、営業利益予想は同46.8%増の2249億円(同2091億円)に、当期利益予想は同41.1%増の1802億円(同1649億円)に、それぞれ引き上げた。
営業利益予想はアナリスト25人の予測平均値2146億円を上回る。
2017年4─12月期の売上高は前年比37.3%増の5359億円、営業利益は同51.6%増の1692億円、当期利益は同47.3%増の1363億円だった。
部門別の売上高は、FAが前年比30.5%増の1666億円、ロボットが同22.6%増の1670億円、ロボマシンが同99.0%増の1376億円。
2018年1─3月期の想定為替レートは1ドル105円(下期予想は105円)、1ユーロ125円(同125円)で据え置いた。