アングル:平昌冬季五輪で注目される日本選手

[29日 ロイター] – 韓国で2月9日開幕する平昌冬季五輪で、日本選手団は、前回ソチ大会の8個を超える、複数の金を含む9個以上のメダル獲得を目指しているという。

今回の大会で活躍が期待されている主な日本選手のプロフィールをまとめた。

<フィギュアスケート>

●羽生結弦(はにゅう・ゆづる)

1994年12月7日、宮城県生まれ。身長172センチ。2014年ソチ五輪の男子シングルで日本男子初の金メダルに輝く。15年のグランプリ(GP)ファイナルで世界歴代最高得点を獲得。翌年のGPファイナルでは男女シングルを通じて史上初の4連覇を達成。だが5連覇がかかった昨年のNHK杯はけがのため欠場した。平昌大会の男子シングルで連覇を達成すれば、1952年オスロ五輪のリチャード・バトン(米)以来66年ぶりの快挙となる。

●宇野昌磨(うの・しょうま)

1997年12月17日、愛知県生まれ。身長159センチ。シニアクラスに移行した2015年、国際スケート連盟(ISU)公認大会で史上初となる4回転フリップを成功させた。17年、全日本選手権連覇を達成。またグランプリ(GP)ファイナルは、シニアクラス移行以来、3年連続で表彰台に上がり、17年は1位と0.5点差の僅差で2位だった。

●宮原知子(みやはら・さとこ)

1998年3月26日、京都府生まれ。身長152センチ。2015年世界選手権2位。昨年は左股関節の疲労骨折で世界選手権を欠場するなど、ケガに悩まされた。しかし17年スケートアメリカで優勝し復活を遂げると、全日本選手権では浅田真央以来となる4連覇を達成した。

<スキージャンプ>

●高梨沙羅(たかなし・さら)

1996年10月8日、北海道生まれ。身長152センチ。日本体育大学に在籍。2011年、国際スキー連盟公認国際ジャンプ大会で女子選手の史上最年少優勝を果たす。13年史上最年少でワールドカップ(W杯)個人総合優勝。14年ソチ五輪では4位とメダルには一歩及ばなかったが、W杯で2年連続総合優勝。昨シーズンはW杯で男女歴代最多タイの53勝を達成、2年連続4度目の総合優勝を果たした。

●葛西紀明(かさい・のりあき)

1972年6月6日、北海道生まれ。身長176センチ。16歳から国際大会に出場。92年アルベールビル五輪に19歳で初出場。以来、ソチ五輪まで国内最多タイの7回五輪に出場した。94年リレハンメル五輪団体で銀、14年ソチ五輪個人ラージヒルで銀、団体は銅。40歳を超えたいまも第一線で活躍していることから「レジェンド」と呼ばれている。

<スピードスケート>

●小平奈緒(こだいら・なお)

1986年5月26日、長野県出身。165センチ。信州大学教育学部卒業。2010年バンクーバー五輪の女子団体追い抜きで銀メダル。14年のソチ五輪では500メートルで5位。14年、女子500メートルでワールドカップ(W杯)初優勝。17年の世界スプリントで総合優勝、同年の世界距離別でも500メートル優勝。

 
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