[ダブリン 25日 ロイター] – アイルランド議会は25日、キリスト教の祝日である聖金曜日のアルコール販売禁止を解除することで合意した。規則が施行された約100年前から社会が大きく変化したためという。
この規則は、1922年のアイルランド建国時に無投票で可決され、ほぼ全土で施行されたもの。キリストの死を記念する祝日である復活祭3日前の金曜日に、バーの営業やアルコールの店舗販売を禁止している。
パブや飲食店の店主らは長らく、書き入れ時である復活祭の週末に損失を被っていると反発していた。
司法省高官は議会で「政府は、解禁の時期と判断した。我が国の社会は、規則が導入された当時から大きく変化している」と述べた。