[ラホヤ(米カリフォルニア州) 29日 ロイター] – 米男子ゴルフツアーでメジャー通算14勝の実績を持つタイガー・ウッズ(42、米国)は、28日に最終ラウンドを迎えたファーマーズ・インシュアランス・オープンを23位タイの成績で終え、復帰戦は満足できる結果となった。
ドライバーはやや不安定だったものの、グリーン周りでは実力を発揮したウッズ。1年前の同大会では前半の2ラウンドで体が悲鳴を上げていたタフなコースだが、合計72ホールを回った後も体の不調を示すような兆候はなかった。
米CBSテレビで解説を務め、全英オープン優勝の実績を持つイアン・ベーカーフィンチ氏はロイターに対し、「ドライバーは改善が必要」としながらも、「スコアを大事にしてよくプレーし、予選を通過して4ラウンドを戦い抜くという全目標を達成した」と評価した。
ウッズは次の大きな関門となるメジャー初戦のマスターズ・トーナメント(4月開催)に向けて、これから準備を重ねていくことになる。ベーカーフィンチ氏はウッズについて、「今後実戦を重ねていくことで自信を深めていくだろう」とし、3週間後のジェネシス・オープンでもよく観察したいと述べた。