今週後半に自衛官派遣、米軍ヘリ整備状況を確認=小野寺防衛相

[東京 30日 ロイター] – 小野寺五典防衛相は30日の閣議後会見で、米軍ヘリコプターの緊急着陸が沖縄県で相次いでいる問題について、今週後半に専門知識を持った自衛官を派遣し、米海兵隊の整備状況を確認する方針を明らかにした。

小野寺防衛相は「米側では(飛行の)停止をし、確認、整備して飛ばしているということだが、それが妥当かどうか米側から報告を受ける。自衛隊も同系列のヘリを運用しているので、その整備などの知見がある専門家を送りたい」と語った。

沖縄県では今年に入り、米軍ヘリが民間地に緊急着陸するトラブルが3件発生。23日に普天間基地(沖縄県宜野湾市)所属の「AH-1」が渡名喜島のヘリポートに緊急着陸した事案では、防衛省が同型機全機の飛行停止を求めたものの、米軍はすべて点検したとして24日に飛行を再開した。

(久保信博※)

 
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