トランプ陣営から、薄氷を履む北朝鮮の核・ミサイル問題に関する見解や情報が相次いでいる。
トランプ大統領は17日、ロイターのインタビューで、米本土を射程圏内におさめる北朝鮮の長距離ミサイルは完成間近と警鐘をならした。
また、北朝鮮の制裁逃れを手助けしているとしてロシアを糾弾したが、在米ロシア大使館はこの発言に対して、反応を示していない。
こう着状態の北朝鮮問題について、大統領は「平和的手段による解決を望む」としながら、効果をそれほど期待していないとも示した。金正恩・朝鮮労働党委員長と水面下で接触しているかどうか、北朝鮮への先制攻撃の可能性について、明確に答えなかった。
いっぽう、ティラーソン米国務長官は同じ日、カリフォルニア州スタンフォード大学での演説で、いろんな方面の情報から、対北朝鮮制裁の効果が顕著になりつつ、金正恩政権に本格的なダメージを与えていることがわかった、と述べた。
ティラーソン氏は、窮地に追い込まれる北朝鮮がいずれ対話に応じると予想した。