[ワシントン 31日 ロイター] – 米軍は、日米両国が共同開発中の新型迎撃ミサイル「SM3ブロック2A」による迎撃実験をハワイ沖で実施し失敗した。米政府当局者が明らかにした。
当局者によると、SM3ブロック2Aはハワイにある迎撃システム「イージス・アショア」の試験場から発射されたが、航空機から発射されたミサイルに模した標的を撃墜できなかった。
同当局者は、失敗の原因は不明で、分析を行っていると述べた。
新型SM3は米防衛機器メーカーのレイセオン<RTN.N>が開発を担当している。
米国防総省ミサイル防衛局の報道官は、ハワイ州カウアイ島の太平洋ミサイル試射場で31日午前に迎撃実験が行われたと認めたが、結果についてはコメントしなかった。
米政府は1月上旬に、北朝鮮の核・ミサイル開発による脅威を踏まえ、同ミサイルの日本への売却を承認している。