[東京 2日 ロイター] – 2日アジア時間の米原油先物は3日続伸している。石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど主要産油国による協調減産合意がしっかり履行されていることが調査で明らかになり、米生産拡大を巡る懸念が相殺された。
0108GMT(日本時間午前10時08分)現在、米WTI原油先物<CLc1>は0.32ドル(0.5%)高の1バレル=66.12ドル。
北海ブレント先物<LCOc1>は0.19ドル(0.3%)高の1バレル=69.84。
OPECの1月の原油生産量は、8カ月ぶりの低水準だった前月からやや上昇したものの、協調減産合意は依然としてしっかり守られている。出荷量など各種データや石油会社、OPEC、コンサルティング会社の情報に基づくロイターの調査で判明した。
先物取引仲介会社アクシトレーダーのチーフ市場ストラテジスト、グレッグ・マッケナ氏は「OPECとロシアなどの原油価格下支えへのコミットメントを示すものだ」と指摘した。