[ソウル 2日 ロイター] – 北朝鮮の李容浩(リ・ヨンホ)外相は国連に宛てた書簡で、米韓が平昌冬季五輪後に軍事演習を実施すれば、北朝鮮は「静観」しないと威嚇した。
李外相は合同軍事演習がいつ行われても朝鮮半島の平和と安全が脅かされ、南北の相互不信と対立が深まるとし「苦労してこぎつけた対話の前に困難と障害をもたらす」と訴えた。
その上で「われわれも今後の南北関係の改善のためにあらゆる努力をするが、こうした取り組みに水を差す悪質な行為は決して静観しない」と強調した。
米韓は来週始まる平昌五輪期間中は合同軍事演習を行わないことで合意している。
李外相はまた、南北対話が実現したのは北朝鮮に対する制裁と圧力の結果との見方を否定。「全ては金正恩同志(朝鮮労働党委員長)の高貴な祖国愛によるものだ」と主張し、米当局は世論を「欺いている」と批判した。