[江陵(韓国) 5日 ロイター] – 国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は5日、9日に行われる平昌冬季五輪の開会式で、南北合同チームが朝鮮統一旗を掲げて入場行進したとき、世界中に「強力な平和のメッセージ」が発信されると述べた。
バッハ会長は「不信感と敵意により長期にわたり分断していた両国を、五輪精神がひとつにした。五輪精神は朝鮮半島に明るい未来への希望をもたらした」と発言した。
同会長は平昌五輪が北朝鮮と韓国の対話のきっかけになるとした上で、「政治的緊張は一夜では消えない。スポーツは平和を作り出すことはできないが、五輪が道を切り開くことは可能」と話した。
北朝鮮は平昌五輪に22人のアスリートを派遣。そのうち12人が女子アイスホッケーで韓国と合同チームを組む。