都市生活ランキングでシンガポールは「退屈な都市」に、東京は19位

シンガポール 2日 ロイター] – ライフスタイル雑誌、タイムアウトが発表した2018年の「シティーライフ指数」で、シンガポールが32都市中、最下位から2番目の31位となった。東京は19位だった。

同指数は、32都市の1万5000人以上を対象に、食べ物、飲み物、文化、友好度、物価の値ごろ感、幸福度、居住性などの項目で調査を実施。

先月30日に発表されたこの都市ランキングで第1位になったのはシカゴ、以下ポルト(ポルトガル)、ニューヨーク、メルボルンと続いた。東京は19位で、上海16位、北京22位などとなっている。最下位はイスタンブールだった。

シンガポールは、安全度と公共輸送では評価されたものの、美術・文化面では最下位となり、「常に何か観るものやすることがある」と答えた回答者が全体の17%にとどまった。

シンガポール政府観光局(STB)はこれを逆手に取り、「楽しいことは何もない」というビデオを制作。フェイスブック上に「シンガポールは退屈で、ワクワクすることは何もない」という皮肉で始まる56秒のビデオを投稿。

背景に、ユニバーサル・スタジオ・シンガポールやF1レース、アートサイエンス・ミュージアム、セントーサ島に新たにオープンしたバンジージャンプ施設AJハケットなどを映している。さらに中華街のミシュランの星付きレストランメニューを含む、飲食店なども紹介している。

 
関連記事