命を救われたリスの奇跡の恩返し

写真のリスは命を救ってくれた家族の事をずっと覚えていました。8年間もの間、助けてくれた家族の家までぴょこんと顔を出して毎日挨拶に来ていました。しかしその数年後、信じられないことが起きました。リスは足にケガをして家を訪れたのです。それを見た家族は驚きを隠せませんでした。

 サウスカロライナ州に住むハリソンさんがベラに出会ったのは2009年の10月の事でした。ベラはその時たった生後4か月の小さな赤ちゃんリスでした。

当時、ベラと3人の兄弟、ラリー、カーリー、モエはフクロウに襲われた時のケガの治療を受けるため、グリーンビルにある野生動物リハビリセンターでケアを受けていました。

ハリソンさんとその家族はケガをした子リス達にフルーツや野菜、粉ミルク、たくさんのナッツを食べさせてやりました。

だんだんと子リス達は元気になっていき、2010年4月に野生へと戻されました。

ハリソンさんと家族は世話をしたリス達をもう見る事はないだろうと思っていました。

しかしなんと、その後数年間、ベラがハリソンさんの家に顔を出しに戻ってきたのです。

「ベラはほとんど毎日うちへ来てはいたずらをしたり、ガラス越しに私達の飼っている犬のシドにちょっかいを出したりしていました」とハリソンさんは WYFF4に話しています。

ハリソンさんにとってベラは他のリスと何も変わらない普通のリスだったので、とても驚きました。

「ベラの性格は私が面倒を見た他のリスと変わったところは何もありませんでした」と彼女はThe Dodoに話しています。

ハリソンさん一家がどれほど手をかけて育ててくれたのか、愛情深いベラは忘れていませんでしたが、兄弟のラリーやカーリー、モエは違っていたようです。

「ベラはドアの前に座って、誰かが気づくまでずっと待っていました。時には気づいてもらいたくてダイニングルームの窓からじっと私達を見ていました。窓越しまでジャンプできるほどに、ベラは回復していたんです」とハリソンさんは話してくれました。

ベラがハリソンさんの家に立ち寄ると、家族の膝の上にちょこんと座って、誰かのナッツをむしゃむしゃ食べました。でも撫でられるのは嫌いだったそうです。

それ以来ずっと、ベラはハリソン一家の一員になりました。

ハリソンさんはベラの写真をインスタグラムでシェアするのが大好きで、彼女の帽子と一緒に写る可愛らしいベラは見る人の注目を集めました。

2012年のある日、ベラは足にケガをして家に帰ってきました。

ハリソンさんの家族はベラが回復するように再び手を尽くしました。

ベラが野生に戻れるほどに元気になったころ、家族に特別なサプライズが待っていました。

なんとベラは3匹の赤ちゃんを出産したのです。

「自分が育てた赤ちゃんの赤ちゃんを見れるなんてこれっぽっちも考えてなかったわ。これって私がおばあちゃんになったって事?!」とハリソンさんはインスタグラムに投稿しました。

生まれた赤ちゃんが野生で元気に遊べるようになるまで、ハリソンさん一家はリスの一家を2013年4月まで世話をしました。

ベラとハリソンさん一家の絆はなんて深いのでしょう。

「このエピソードを知った一人でも多くの人に、体が大きいとか小さいとか関係なくすべての動物には思いやりの心があると伝われば嬉しいです」と最後にベラさんは語ってくれました。

 
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