[9日 ロイター] – 米商品先物取引委員会(CFTC)が発表したデータを基にロイターが算出したIMM通貨先物の非商業(投機)部門の取組(2月6日までの1週間)によると、ドルの売り越し額が6週間ぶりに減少した。
ドルの主要6通貨(円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル)に対する売り越し額は129億3000万ドル。前週は137億3000万ドルだった。
ニュージーランドドル、メキシコペソ、ブラジルレアル、ロシアルーブルを含めたより幅広いポジション指標<0#NETUSDFX=>でみると、ドルの売り越し額は170億ドルと前週の174億8000万ドルから減少した。
米連邦準備理事会(FRB)の利上げペース加速を巡る観測や金利上昇がドルの追い風となったほか、株価急落を受けて安全資産としてドルを買う動きが広がった。
BKアセット・マネジメントの為替戦略部門マネジングディレクター、キャシー・リエン氏は「世界的に株価が急落すれば、ドルと円が最も大きく上昇するのは明白だ。先週円とドルが全面高になったのはまさにそれだ」と指摘した。
シカゴ・オプション取引所(CBOE)のビットコイン先物は売り越しが2040枚と前週の2139枚から縮小した。