[ワシントン 14日 ロイター] – トランプ米大統領は13日、米国内メーカーに打撃を与えている鉄鋼やアルミニウム輸入品問題に対応するため、関税や数量制限の導入など、多岐にわたる選択肢を検討していると語った。
米商務省は通商拡大法232条に基づき、輸入鉄鋼・アルミ製品が米国の安全保障に及ぼす影響について調査を実施。その結果を基に一連の措置に関する選択肢をまとめており、トランプ大統領はそれに基づき対応を検討している。
トランプ大統領は上下両院の超党派グループとの会合で「関税、もしくは数量制限について協議している」とし、「関税は選択肢に含まれることになるだろう。鉄鋼製品を不当廉売すれば、高水準の関税を課す。それによって、米国は大きな利益に得ることになる」と語った。
トランプ大統領は、鉄鋼製品への対応を4月11日ごろまでに、アルミ製品については4月20日をめどに決定する。