[ニューヨーク 16日 ロイター] – 米商品先物取引委員会(CFTC)は15日、仮想通貨市場でソーシャルメディアを使って怪しい情報を流して価格を吊り上げ、売り抜ける「ポンプ・アンド・ダンプ」と呼ばれる手法が広まっているとして投資家に警戒を呼び掛けた。
CFTCにはこうした手口に引っ掛かって損失を被った投資家から苦情が寄せられており、ソーシャルメディアに投稿された情報に基づいて仮想通貨を購入するのは危険だという。
広報担当ディレクターのエリカ・エリオット・リチャードソン氏は「オンラインを使った詐欺は多く、こうした手法は目新しいものではないが、新しい技術を使ってデジタル資産への関心の高まりに付け込むものだ」と述べた。
代表的な仮想通貨であるビットコインは15日の取引で約2週間ぶりに1万ドルを突破した。