月面に初の携帯電話基地局、民間プロジェクトで来年設置へ

[バルセロナ 27日 ロイター] – 民間出資による月面ミッションの一環として、来年、月に初の携帯電話基地局が設置される。月面から地球に、高解像度のストリーミング配信が可能となる。

英ボーダフォン<VOD.L>のドイツ法人、フィンランド通信機器メーカーのノキア<NOKIA.HE>、自動車メーカーのアウディ<VOWG_p.DE>は27日、このミッションを支援していくと表明。

ボーダフォンによると、現在ベルリンに拠点を置くPTサイエンティスツ社と協力して事業を進めており、2019年にケープカナベラルから打ち上げられるスペースX製ロケット「ファルコン9」に基地局を搭載する予定。

プロジェクトに関わる企業幹部の1人は、次世代型の第5世代(5G)通信ネットワークはまだ試験段階で月面で確実に機能するだけの安定性が確保できていないことから、4Gネットワークの構築を決定したと説明した。

 
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