[ワシントン 29日 ロイター] – トランプ米大統領は28日、シュルキン退役軍人長官が近く辞任すると明らかにし、大統領専属医のロニー・ジャクソン海軍准将を後任に指名する意向を示した。ホワイトハウスの当局者らは、シュルキン氏の進退問題が混乱を招いていたと説明、ロバート・ウィルキー国防次官が退役軍人長官の職務を代行すると述べた。
シュルキン氏を巡っては、昨年夏に欧州を公式訪問した際、テニスのウィンブルドン大会の観戦チケットを贈り物として不正に受け取ったことなどが退役軍人省監察官の調査で判明しており、批判の声が強まっていた。
トランプ大統領は声明で、シュルキン氏は「全米の退役軍人を大いに支えてきた。彼の働きに感謝する」と表明した。
ジャクソン氏はブッシュ政権(子)の時代から大統領専属医を務めている。