麻生金融相、ゆうちょ限度額の撤廃論をけん制 運用難を懸念

[東京 30日 ロイター] – 麻生太郎金融担当相は30日の閣議後会見で、日本郵政<6178.T>がゆうちょ銀行<7182.T>の通常貯金の限度額撤廃を要望していることについて、撤廃で「ゆうちょ銀の貯金が膨れた場合、マイナス金利下での運用をどうするのか」と懸念を示し、けん制した。

郵政民営化委員会は郵政事業について3年に一度の検証作業を進めており、今春、報告書をまとめる。ゆうちょ銀の限度額についてどのような見解を示すかが焦点になっている。

(和田崇彦)

 
関連記事