イタリア女性科学者に宛てたアインシュタイン書簡、64万円で落札

[エルサレム 6日 ロイター] – 物理学者アインシュタインが、妹マヤの家の上階に住んでいたイタリア人女性科学者に書いた手紙が6日、エルサレムで競売にかけられ、6100ドル(約64万円)で落札された。

当時、アインシュタインはノーベル賞受賞直前の時期に当たる42歳で、フィレンツェに住む20代の学生だったElisabetta Picciniさんにこの手紙を送った。

競売会社ウィナーズのウェブサイトによると、アインシュタインはフィレンツェ滞在中、Picciniさんとの面会に強い関心を示したが、相手は内気で、著名な物理学者との面会を辞退したという。

手紙はドイツ語で「階下に眠り、2日間を過ごした良き思い出の科学研究者へ」と記され、1921年10月の日付と、アインシュタインの署名がある。

競売では、このほかにも複数のアインシュタインの書簡が落札された。

 
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