ISが破壊した古代アッシリアの人面有翼雄牛像、米芸術家が再現

[ロンドン 28日 ロイター] – 過激派組織「イスラム国(IS)」に破壊された古代アッシリアの人面有翼雄牛「ラマス」像が、米芸術家の手によりリサイクル容器で再現され、英ロンドンのトラファルガー広場で28日公開された。2020年まで展示される。

神獣を模したこの作品は、芸術家マイケル・ラコウィッツ氏がイラク製のデーツシロップ缶1万本で作成。広場の四隅にある台座の1つに展示された。台座は1841年に建立されたが、資金不足により、1999年まで何も乗せられていなかった。

オリジナルのラマス像は、古代アッシリア帝国の首都ニムルドの近郊にあるモスルで紀元前700年頃に建てられたもので、2015年にISにより破壊された。

 
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