[ブラジリア 5日 ロイター] – ブラジル連邦裁判所は米交流サイト大手フェイスブック<FB.O>に対し、汚職事件の捜査に協力しなかったとして1億1170万レアル(3340万ドル)の罰金を支払うよう命じた。連邦検察が5日発表した。
連邦検察によると、連邦裁判所は2016年4月、ブラジル北部アマゾネス州の医療制度を巡る汚職事件の捜査対象となっている個人がフェイスブック傘下の通信アプリ「ワッツアップ」でやりとりした情報の開示を命じたが、フェイスブック側が応じなかった。
これに対しフェイスブックはロイターに送った電子メールで「この件では該当する法律で定められた情報は開示している」と反論、「罰金には根拠がなく、あらゆる法的選択肢を検討する」と表明した。