米国が対ロシア制裁、一連の「悪質行為」受け

[ワシントン 6日 ロイター] – 米財務省は6日、富豪や当局者らロシア人24人と14組織に対し、米大統領選介入疑惑などさまざまな「悪質な行為」がみられたとして制裁措置に踏み切ると公表した。

富豪のオレグ・デリパスカ氏や、議員で産金最大手ポリュス<PLZL.MM>の経営権を握る一族のスレイマン・ケリモフ氏らの米資産を凍結する。

ムニューシン米財務長官は声明で「(ロシアは)クリミア占領を続けるほか、ウクライナ東部で暴力を引き起こしたり、自国市民に爆撃を行う(シリアの)アサド政権に機材や武器を供給したり、西側諸国の民主主義転覆を図ったり、悪質なサイバー活動に関わったりするなど、世界でさまざまな悪質な行動に関与している」との認識を示した。

インタファクス通信によると、ロシア上院国際問題委員長のコンスタンチン・コサチェフ氏は、制裁措置に根拠は無く非友好的と指摘した。

 
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