ダンス棒で踊る子猿、実は全身に毒が ペット飼育には賛否両論

この夜行性の哺乳動物は、ナイトライフを楽しむ方法を熟知しているようです。

爆発的に拡散されたこの動画は、インド、スリランカ、東南アジアの一部に住んでいる霊長類の『ロリス』。夜行性の強い霊長類で、メガネザルの仲間です。『ナマケモノ』のような体と『アライグマ』のような顔の、2つの特性を合わせ持っています。習性は、ナマケモノに近いようです。

ロリスは、木登りが上手です。彼らは毎日ほとんどの時間を木の上で費やします。この動画のように、木が近くにない時は、ダンス棒が代わりになります。

3年間で、サラは成獣になりました。撮影時に、サラは、仲間のペームとロシアと一緒に暮らしていると、Dailymailは伝えています。

ロリスは、実はペット向きの猿ではありません。特別な世話と飼い主の専門知識が要求されます。とくに注意が必要なのは、ロリスは、脇の下に分泌される毒を舌で舐めとり、体中に塗り付けることで、外敵から身を守る習性があることです。

この30秒にも満たない動画は、これまでに120万回の再生回数と数十万件のコメントを得ました。

ペットとしてロリスを飼うことには賛否両論があります。多くの自然保護団体は、絶滅のおそれのある種としており、一部の動物愛好家はこの愛らしい霊長類を虐待していると報道されています。しかし、サラは、複数の動画を見る限り、良い飼い主にめぐまれたようです。

 
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