暴言で逮捕されたDJに、裁判長が下した粋な判決

このDJにとって、出廷した地方裁判所の裁判官が、裁判長のフランク・カプリオであったことはとても幸運でした。カプリオ裁判長の判決を聞けば、あなたも彼のファンになること間違いなしです。

裁判所で裁判官の前に出廷するのは非常に緊張するものです。特に被告人であればなおさらです。公平で事実に沿った裁判を望むところですが、フランク・カプリオがこのDJに下した判決は正にそうでした。

ジョセフ・サキはその日、DJとして雇われたルポというナイトクラブで、公衆の場で風紀を乱したという罪で告発されました。カプリオ裁判長はサキの罪状を告げ、サキにもし反論があれば証言するように促しました。裁判長が告発文を読み上げた後、サキは自分側から見た経緯を話しました。

サキの話を聞いたカプリオ裁判長は、クイン警部補に向かって、サキの事件についての勧告を求めました。警部補は「他に罪状がなければ、4000円の裁判費用の負担について6ヵ月以内に再審を行えば良いでしょう」と答えました。

クイン警部補とカプリオ裁判長は、これまでは99%の割合で判決について同じ意見でしたが、今回は違いました。カプリオ裁判長の判決は次の通りです。「サキは暴言を吐いただけで暴力をふるったわけではなく、誰も小柄な彼を脅威と思いませんでした。前科もなく、クラブへはDJとして働きに行ったのであり、その報酬すら受けていません。この件で彼はさんざん殴られた挙句、留置所で一晩を過ごしているので、彼の罪はすでに償っていると言えるでしょう」

サキは無罪放免となり、カプリオ裁判長の公平な判決に、サキのみならず裁判所に居合わせた人々も皆、笑顔になりました。

 
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