ポルトガルのピコ島付近でダイビングを楽しんでいた42才のステファーノ・ウリビは、海の底に円盤のような形をした岩を見つけました。
彼が近づくにつれ、岩だと思っていたものが動き出したので、慌ててビデオカメラのスイッチを入れたその直後、この大きな、エイリアンのような生き物は彼の方を見ると、砂を巻き上げながらふわりと浮き上がりました! ステファーノはこの雄大な生き物の姿に驚愕するばかりです。
海底の円盤のようなこの生き物は、鮫とほぼ同じ大きさで、そのヒレを波打つように動かしながら去っていきます。岩だと思ったのは、巨大なエイだったのです!
これだけの大きさのエイが泳ぎ回るのを見る機会は滅多にありませんが、ステファーノが初めての発見者というわけではありません。
やはりエイの仲間のオニトマキエイは、平均で長さが3~5メートル、体重は3トンになるまで成長します。淡水に棲むエイですら、まれに車と同じぐらいの大きさになる事もあります。
ステファーノの撮影したこの驚くべき生き物との出会いは、海の生き物の生物形態の美しさを教えてくれます。この巨大な生き物は、正体が暴かれると攻撃的になるどころか、厳かにその場を立ち去ったのです。
広大な海の中には、驚くべき生物との出会いが、まだ多く残っているようですね。
Source: ©Video Screenshot | Caters