イギリスを拠点とする非営利団体によると、オランウータンの生息地に人間が入り込んだため、インドネシアのオランウータンは絶滅の危機に瀕しているそうです。
ロイター通信は、インドネシアのオランウータンはペットにするために不法に捕獲されていると伝えています。動物救助隊員はオランウータンを保護し、安全な場所で自然に帰す活動をしています。
このビデオには、人間の家の庭に棲み着き、周辺の農作物を荒らしている野生のオランウータンを、インターナショナル・アニマル・レスキュー(国際動物救助団体)の隊員が救出する様子が映されています。
隊員たちはこのオランウータンにトマンという名前を付け、捕獲と移送の準備をしています。
トマンを追い詰めた隊員たちは、麻酔銃を撃ち放ちます。この後、この野生のオランウータンがどうなったのかはビデオでご覧ください。
同じくインドネシアの西カリマンタン州では、猟師が一匹二千円でペットとして売ったジョイとウツという名前の二匹のオランウータンも救助され、木製の檻に入れられました。
インドネシアではオランウータンをペットにするのは違法です。
インターナショナル・アニマル・レスキューによると、救助されたオランウータンは、今では地方自治体が管理する国立公園の保護区で安全に暮らしているとの事です。
Credit: Reuters