この驚くべき生き物は、2017年に太平洋に浮かぶ火山島群のレビジャへヒド諸島の近くで見つかりました。
この映像は、探検船EVノテルス号から派遣された、遠隔操作のできる機材ヘラクレスを使って撮影されました。
この奇妙な生き物は、デイープスタリア・エニグマティカという名前の深海にすむクラゲです。
探査チームのレポートによると、この深海の生物は刻々と姿を変える能力を有し、袋のような傘が、ヘラクレスの動きにより作られた流れによって膨らんだり波打ったりしていたそうです。その不思議で優雅な様子に、チーム全員の目が釘付けとなりました。
科学者によると、このクラゲは巨大な傘を網のように広げて餌を集めるのだそうです。
傘の表面には幾何学模様のような脈管が走っており、餌からの栄養はそれらを伝わってゼリーのような体に届けられる仕組みになっています。
不思議と目が離せないこのクラゲの映像をお楽しみください。