[ワシントン 26日 ロイター] – カナダのフリーランド外相は25日、米国の鉄鋼とアルミニウムへの関税措置に対し反対する姿勢をあらためて示した。トランプ米大統領は鉄鋼とアルミニウムに対する輸入制限措置を3月に発表。米国とともに北米自由貿易協定(NAFTA)に加盟していカナダとメキシコに対しては発効を5月1日まで猶予している。
フリーランド外相は記者団に対し、「カナダはいかなる関税措置やクオータ制からも完全、かつ恒久的に除外されると予期しているとの立場を当初から明確にしている」と述べた。
カナダ、メキシコ、米国の3カ国は現在、NAFTA再交渉で協議中。フリーランド外相はこれについて、カナダは3カ国が継続で合意しない限り協定は5年ごとに失効するとする「サンセット条項」の導入には反対する姿勢を崩していないと述べた。