ニューヨークをはじめ世界の主要都市で満席公演が相次いでいる、中国古典舞踊とオリジナル音楽の芸術舞台・神韻。5月初旬まで日本ツアーを展開している。日本の演劇界や舞踊界からも、中華文明をはぐくんだ肥沃な大地と、荘厳な歴史の一幕などを表す神韻のステージングについて、感嘆の声があがっている。
「幕が上がったとたん、あぁ!心が揺さぶられるほど、鮮やかな色が飛び出しました」4月19日、東京の文京シビックホールで神韻を鑑賞した、声優指導のビッグスターアカデミー西村陽子理事長は、新唐人テレビの取材にこう語った。
ビッグスターアカデミー(旧称:スターワールド学院)は1996年創立。講師は「ゲゲゲの鬼太郎」「ドラゴンボール」野沢雅子氏、「あしたのジョー」白石冬美氏、「ワンパンマン」古川慎氏ら著名声優を講師陣に揃える。
神韻は中国古典、民族舞踊、喜劇などショートストーリー仕立てで舞台は展開していく。全ての演目に感動したという西村氏は「ぜひ私の学生たちに伝えたい。神韻の芸術家たちのように高い芸術レベルを築くのは決して容易ではない」と技術力の高さを評した。
このたび、神韻を堪能したフルート演奏家・高橋紫微さんは、10歳よりフルートを学び、中国中央テレビ直属のオーケストラ「中国愛楽楽団」主席・陳三慶氏の指導を受けた。中国音楽にも西洋オーケストラにも親しみを感じているという。このたび神韻音楽を鑑賞して「スーッと心に入ってきた」と述べた。
日本の著名メイクアップアドバイザー及川尚輔氏は4月23日、川口総合文化センターLilaでの神韻公演を鑑賞した。人類と創世主が召喚される場面には感銘を受けたと語った。
「美のプロデューサー」として化粧業界で30年にわたり活躍している及川氏は、NHKや日本テレビ、フジテレビなど美容関連の番組に出演し、日本の美容界に影響を与えてきた。及川氏は、古代文化に繋がる古典舞踊や、あっと驚くようなパフォーマンスなど、多様な見せ方には感動したという。「衣装もとてもきらびやか、身体能力の高さにも驚いた」と述べた。
同日、日本舞踊家である凰流二代目・凰三津光氏は、神韻芸術の造詣は深く、影響を与えるものだとした。「ダンサーはとても身体が柔らかい、訓練の賜物だとうかがえる」と語った。
また、神仏の出現に関する演目には「勧善懲悪の精神だ。今の時代は悪を悪といわず、自分の好き勝手にふるまう人が多く、良しとされている。神様は世界をより良い素晴らしいものにしようと悟らせてくれる、この理解は大切だ」と語った。
一緒に舞台を鑑賞した凰流代理師範・凰真之輔氏は「(演目を終え)幕が下りて再び上がるまで、静かな調整が細かくとられている。傑出した芸術を生み出そうとしている姿勢がある」と称えた。
幼少期より日本舞踊、剣舞を学んだ凰真之輔氏は、中国古典芸術の表現力の豊かさについて語った。「特に男性ダンサーの動きは豪快で俊敏、芸術的だった。女性は優雅でしなやか」。
神韻芸術団はダンサー、音楽家、技術者ら100人以上で編成される1チームを5つ有し、世界160都市以上を同時にめぐる年次世界ツアーを行う。日本公演の日程は2018年4月17日~5月2日。東京、宇都宮、川口、名古屋、西宮、京都の6都市15回公演が予定されている。
チケットは専用オンラインサイトで詳しい日程と公演時間を確認でき、座席を選んでチケット購入ができる。ぴあなど各種チケットサービスでも神韻のチケットを取り扱っている。
今後の公演は名古屋 4月25日~26日 名古屋国際会議場 センチュリーホール、西宮 4月27日~28日 兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール、京都 5月1日~2日 ロームシアター京都 メインホールとなる。
日本川口公演 神韻鑑賞者の声=新唐人テレビ
(編集・甲斐天海)(大紀元日本より転載)