東芝が半導体子会社の売却手続き完了、売却益9700億円計上へ

[東京 1日 ロイター] – 東芝<6502.T>は1日、半導体子会社「東芝メモリ」の売却手続きが完了したと発表した。米投資ファンドのベインキャピタルが主導する企業連合に約2兆円で売却した。

東芝は売却先の買収目的会社に3505億円を再投資し、約40.2%の議決権を取得した。

この結果、東芝メモリは連結子会社から外れ、持分法適用会社となる。

売却と再出資に伴い、東芝は2019年3月期連結決算で株式売却益9700億円(税引前)を計上する予定。5月15日に公表した業績予想には織り込み済み。

東芝メモリとベインキャピタルは4日に記者会見を開き、成長戦略について説明する。

(志田義寧)

 
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