米輸入制限、EU経済への直接的影響は「限定的」=独連銀総裁

[ウィスラー(加ブリティッシュコロンビア州) 1日 ロイター] – 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのワイトマン独連銀総裁は1日、米国が導入を決めた欧州連合(EU)などに対する鉄鋼アルミニウム輸入関税について、EU経済に対する直接的影響は限定的になるとの見方を示した。

ワイトマン氏は主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議の合間に独公共放送ZDFに対し、米国とその他諸国の貿易摩擦激化を巡る懸念が主要なリスクだと指摘。

「米国の決定による直接的影響は限定的だというのがわたしの見方だ」と表明。「(関税対象が)EUのGDP(域内総生産)に占める割合は0.04%でしかない。ただ、摩擦がさらに激化する可能性が消費者や企業の信頼感を損ねる可能性がある」と警告した。

 
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