[ソウル 3日 ロイター] – 北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)は3日、シリアのアサド大統領が、北朝鮮を訪問し金正恩朝鮮労働党委員長と会談することを計画していると伝えた。
KCNAによると、アサド大統領は5月30日に訪朝の計画を明らかにした。大統領は「金委員長の政治的な力量と賢明な指導力によって朝鮮半島に最近もたらされた展開を、世界は歓迎している」と述べ「金委員長が南北統一を実現させると確信している」とした。
また、「シリア政府は北朝鮮指導部の政策と対応措置を全面的に支援し、両国の友好関係を強化し発展させていく」と表明したという。
シリア大統領府からのコメントは得られていない。
国連の監視機関は、北朝鮮が化学兵器に関してシリアに協力したとの見方を示している。北朝鮮側はこれを否定している。
北朝鮮は核開発を巡り、またシリアは内戦を巡り、いずれも国際的に孤立している。
韓国外務省によると、北朝鮮とシリアは1966年に外交関係を結んだ。