「ミス・アメリカ」が恒例の水着審査を廃止、容姿で判断せず

[ニューヨーク 5日 ロイター] – 米国のミスコンテスト「ミス・アメリカ」の主催団体トップは5日、恒例となっている水着審査を今年廃止し、出場者の外見に基づく審査はもう行わないと述べた。

性的差別やセクハラの撲滅運動「#Metoo(私も)」が広がる中、イメージの刷新を図る。

ミス・アメリカ機構の理事長で、自身も過去に優勝したグレチェン・カールソン氏はABCニュースの番組「グッドモーニング・アメリカ」に対し、「容姿に基づく審査はもう行わない。これは大きなことだ」と述べた。

カールソン氏は発表文で、今後は出場者の知識、才能、社会的影響に焦点を当てて審査を行うと説明した。水着審査はインタビューに差し替えられるという。また、これまでのイブニングガウン審査も今後は審査は行われず、参加者に自身のスタイルを披露する機会として利用するよう呼び掛けた。

「ミス・アメリカ」は97年前、ニュージャージー州アトランティックシティーで水着を着た女性の美人コンテストとして始まった。今年の大会はアトランティックシティーで9月9日に開催される。

 
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