[ワシントン 7日 ロイター] – 今年3月23日に米カリフォルニア州で起きた電気自動車メーカー、テスラ<TSLA.O>の乗用車の死亡事故で、乗用車は運転支援機能「オートパイロット」で走行しており、運転手は事故直前の6秒間にハンドルを握っていなかったことが分かった。米運輸安全委員会(NTSB)が7日、事故原因調査の中間報告を公表した。
運転手の男性(38)は事故直後、病院に運ばれたが、死亡が確認された。事故の直前、2度の警告表示と1度の警告音で注意が促されていた。
事故直前の3秒間、乗用車は時速62マイル(約99キロ)から71マイル(約114キロ)程度で走行していたことも明らかになった。
オートパイロットは運転機能の一部を支援し、運転手はハンドルから手を離すことも可能。ただテスラは、オートパイロットで走行中もドライバーにハンドルを常時握っているよう求めているという。
今回の報告について、テスラからはコメントを得られていない。ただテスラは3月、ドライバーは事故直前にブレーキを踏んでおらず、危険回避行動を取らなかったと説明していた