[ワシントン 7日 ロイター] – 米上院情報特別委員会のマーク・ウォーナー副委員長(民主党)は7日、フェイスブック(FB)<FB.O>が中国企業に利用者データの共有を認めていたと今週明らかにしたことを受けて、グーグルの親会社アルファベット<GOOGL.O>とツイッター<TWTR.N>にも中国メーカーとの情報共有に関する取り決めについて情報の提供を求めたと述べた。
ウォーナー議員は、中国共産党とファーウェイや中興通訊(ZTE)<000063.SZ><0763.HK>の関係は2012年以来、国家安全保障の分野で懸念の的になっていると指摘した。
フェイスブックは5日、中国企業4社とも利用者データを共有していると認め、このうち1社は米政府から製品に安全保障上の脅威があるとして厳しく監視されている華為技術(ファーウェイ)だと公表した。
アルファベットは先に、ファーウェイのほか小米科技(シャオミ)や騰訊控股(テンセント・ホールディングス)<0700.HK>との戦略的な提携を明らかにしている。
グーグルは7日の電子メールで「当社はファーウェイを含む世界中の十数社のメーカーと提携している。こうした取り決めの中では、当社の利用者のデータへの特別なアクセスは与えていない」と説明した。