[ソウル 14日 ロイター] – 北朝鮮と韓国は14日、南北軍事境界線がある板門店で軍事会談を開いた。軍事会談の開催は2007年以来。
同会談は当初は5月に行われる予定だったが、北朝鮮が米韓軍事演習を理由にハイレベル会合を中止。その後、再び行われた南北首脳会談で改めて計画された。
北朝鮮側の代表は、軍事会談の遅延は「逆風」によるものだと述べたが、具体的な説明はしなかった。また、相互理解と南北首脳会談の精神に基づき、両国が今後の障害を乗り越えていくべきだとの考えを示した。
韓国の金度均・国防省対北政策官は板門店に向けて出発する前に記者団に対し、北朝鮮側と軍事的緊張の緩和方法を模索し、閣僚級会合を計画する方針だと述べた。
また、予定している軍事ホットラインの設置も協議されるとみられる。
米朝首脳会談は12日にシンガポールで行われた。トランプ米大統領は米韓軍事演習を中止する意向も表明した。