米大統領、カナダ首相と電話会談 通商など経済問題を協議

[ベッドミンスター(米ニュージャージー州)/オタワ 30日 ロイター] – 米ホワイトハウスのサンダース報道官は30日、トランプ米大統領とカナダのトルドー首相が29日遅くに電話会談し、通商など経済問題について協議したと明らかにした。

トランプ大統領が6月初旬の主要7カ国首脳会議(G7サミット)の閉幕時にトルドー首相を「極めて不誠実で弱い奴」とツイッターで批判して以降、両首脳による電話会談が公表されたのは今回が初めて。

トランプ大統領は、カナダが対米貿易で一方的に恩恵を受けているとの見方を繰り返し示しており、G7閉幕時の辛口ツイートで両国関係は急速に冷え込んでいた。

カナダは29日、米鉄鋼・アルミニウム関税に対抗して、166億カナダドル(126億米ドル)規模の制裁関税を課す方針を明らかにした。

カナダ政府の声明によると、トルドー首相は電話会談で、対抗措置を導入する以外の選択肢はなかったと説明。両首脳は今後も緊密に連絡を取り合うことで合意した。

 
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