[パリ 8日 ロイター] – 通信ネットワーク機器メーカー世界最大手である中国の華為技術(ファーウェイ)<HWT.UL>は、自社が米国の制裁対象になるとは想定しておらず、今年は引き続き米国の半導体を購入する方針だ。
3人いる輪番会長の1人、胡厚崑(ケン・フー)氏がフランス紙「ジュルナル・デュ・ディマンシュ」に語った。
スマートフォンメーカーとして世界3位でもあるファーウェイは民営会社だが、中国政府とつながりがあるとの見方が根強く、これまでにこうした見方を繰り返し否定している。
中国の通信機器会社を巡っては、別の大手である中興通訊(ZTE)<000063.SZ><0763.HK>が、米国の対イラン・北朝鮮制裁に絡む和解合意に違反したとして、米商務省から米サプライヤーとの取引を7年間禁じられ、主要事業が停止する事態となった。米政府とは6月に和解し、ZTEは10億ドルの罰金を支払うほか、4億ドルの預託金を米銀行に供託する条件を受け入れた。