[ニューヨーク 9日 ロイター] – 米コーヒーチェーン大手スターバックス(スタバ)<SBUX.O>は9日、2020年までに世界で展開する約2万8000の全店舗でプラスチック製使い捨てストローの使用を廃止すると発表した。
今後はストローを使わない再利用可能なふたに切り替えるほか、異なる素材のストローを使用する方針。
スタバのジョンソン最高経営責任者(CEO)は声明で「環境に優しいコーヒーを環境に優しい方法で顧客に提供するというスタバの世界レベルでの目標達成に向け重要な節目となる」と表明した。
同社が本社を置くワシントン州シアトルでは前週、環境保護に向け、飲食店でのプラスチック製ストローや食器の使用が禁止されたばかり。
米ファストフード大手マクドナルド<MCD.N>もこれまでに、9月から英国とアイルランドのすべての店舗でプラスチック製ストロー使用をやめ、紙製に変更する計画を発表している。ただ、その他の店舗での方針については未定。同社は5月、世界3万7000店舗でプラスチック製ストロー使用に伴う影響について調査する提案を示したものの、株主の承認を獲得できなかった。