突然の災害が身近で起こったら、その時どう対処するか鍵となる場合があります。アメリカでは、ガールスカウトのキャンプに参加していた少女が、勇敢かつ迅速な行動をとったおかげで、ひとりの仲間の命が救われました。
1967年の夏、当時12歳だったリンダ・ウォーカーさんはノースカロライナ州のガールスカウトのキャンプに参加していました。引っ越したばかりで、この機会に友達をつくりたいと期待していました。
しかしキャンプ中に、自然災害に遭いました。
リンダさんがいるテントに雷が直撃
少女たちはテントから逃げだし、雷におびえる中、一人が、リンダさんがいないことに気付きました。テントに戻ってみると、中で倒れているリンダさんを見つけました。
病院に緊急搬送されたリンダさんは一時期、心肺停止し、医師から臨床死を宣告されましたが、処置が早かったのが幸いし、のちに意識が戻り回復しました。
それから数十年の歳月がすぎました。リンダさんは学校の先生になり、親にもなり、祖母にもなりました。「その子が私のために戻ってきていなかったら、今の私はいなかった」とずっと命の恩人に感謝を伝えたいと思っていました。
しかしリンダさんはその少女が誰だか分かりませんでした
「当時12歳、しかも雷に当たったショックで、彼女の名前を覚えていなかったの」
昨年、リンダさんは自身のブログで当時の一件を綴ったところ、フェイスブックのガールスカウトのホームページでシェアされました。そして、命の恩人、ロウリーさんの妹がその記事を読んだのです。
50年の時を経て、リンダさんと命の恩人は会話を交わしました
二人は米ナショナルパブリックラジオを通し、50年ぶりの再会を果たしました。
心臓が飛び出しそうなほど緊張したというリンダさんは、「もしあなたが戻ってきてくれていなかったら、今私はここにいなかった」と感謝の気持ちを伝えました。
リンダさんが生きていたことをロウリーさんは知りませんでした
ロウリーさんの話では、一度病院を訪れたときはリンダさんはまだ昏睡状態、その後リンダさんがどうなったかは知らされなかったそうです。
二人はいま連絡を交わしているそうです。
専門家によると、雷に直撃される確率は1年間で1千万分の1で、滅多に起こりえないことですが、万一遭遇した場合、早急に医療手当を受けることで命が助かる可能性があります。