[東京 19日 ロイター] – 日銀が19日公表した「主要銀行貸出動向アンケート調査」(四半期ごと公表)の7月調査では、企業向けの資金需要が「増加」したとの回答から「減少」を指し引いた指数(DI)がプラス2となり、2カ月連続で悪化した。前回の4月調査はプラス3だった。
規模別にみると、大企業向けがゼロ(前回マイナス1)に小幅改善する一方、中小企業向けがプラス1(同プラス6)と5ポイント悪化した。中小企業向けのプラス1は2015年7月調査以来、3年ぶりの低水準となる。
個人向けの資金需要判断DIはマイナス2となり、3四半期連続で悪化した。個人向けがマイナスに落ち込むのは2016年1月調査以来。前回はプラス3だった。
このうち住宅ローンはマイナス1(同プラス4)となり、2016年1月調査以来のマイナスとなった。消費者ローンはマイナス3で横ばいだった。
(伊藤純夫)