【米国経済】トランプ大統領の経済顧問「GDP成長率は4%を超える」

ドナルド・トランプ大統領の経済顧問は、アメリカの国内総生産(GDP)が4パーセントもしくはそれ以上に到達する見込みであると語りました。

「われわれは現在3パーセントを達成している。第3四半期、第4四半期には4パーセントが見込まれ、それ以上になる可能性がある」とラリー・クドロー氏はCNBCの「2018 Delivering Alpha Conference」で述べています。クドロー氏は、経済対策に関する大統領の経済顧問であり、国家経済会議委員長も務めています。

クドロー氏曰く、2008年の金融危機から2017年の第2四半期まで、米国はほぼ安定して平均2パーセントの成長を保っているが、それでも「グロース・リセッション」と呼ばれており、経済が高い数字を記録し始めてからようやく本当の景気が訪れるとのことです。

「例えば、ミレニアル世代などの子どもたちですが、彼らは持続的な好景気を見たことがありません」とクドロー氏は語っています。「彼らは皮肉を言っているのではなく、本当に好景気を見たことがないのです。われわれも20年間で一度も見たことはありません」

トランプ大統領の規制緩和と減税によって経済に拍車がかかりました。今年度の予想GDP成長率が約3パーセントということは「景気回復の始まりかもしれない」とクドロー氏は述べています。

クドロー氏曰く、景気後退の時代から今日まで、米国では投資ブームが到来していませんが、最近では資本流入の増加が示されているようです。

さらに、「今、世界で最も熱が高まっている国でしょう。膨大なドルが、ヨーロッパや中国、様々な国から米国に入ってきています。90年代には恐らくこのような流入は見たことがないでしょう」と話しています。

現在の好ましい指標(低い失業率活気のある求人市場、企業の楽観主義指数)が示すのは、就職できるアメリカ人が今よりも増え、長期投資が必要なプロジェクトを立ち上げる企業が増加する兆しだと彼は語っています。

「次の4〜6年の間に『真の』企業成長サイクルが現れる可能性があります」「1億5,500万人のアメリカ人が働いています。われわれは1億6000万人、もしくはそれ以上に増やすことができるでしょう」と、クドロー氏は述べています。

 
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