香港は世界中の都市の中でも住宅費が高いことで有名です。例えば、市の中心部の3LDKのアパートの平均的な家賃は月440,000香港ドル(約630,000円)と、香港の住宅費は高騰し続けています。
そんな中、香港の中でも繁華街に位置し、さらに駅近、それでいて家賃月2,900香港ドル(約40,000円)という破格の物件が出ました。一体どんな物件なのでしょうか。
シングルソファーベッド、シンク、トイレ付付きです。
しかし、広さはなんと3.7平米、つまり畳2帖ほどだったのです!
香港の賃貸サイトでの家主の説明を見てみましょう。
「油麻地駅から近く、大変便利。この素敵なアパートにはすでにソファーベッド、トイレ、シンク、服を掛けるレール、壁に収納箱が備えてあります。ソファーベッドを折りたためば、部屋の中を自由に動き回ることができますし、カーテンを掛ければトイレと寝室を隔てることができます✨」
「低所得の方にとって香港でアパートを見つけるのは大変です。住む場所がないよりは、よっぽどいいと思いませんか」と家主。
実はこのアパート、家主が住むアパートの台所を改装して貸し出しているそうです。しかし、ネットではこんな狭いスペースをアパートとして宣伝していることに非難が集まっているようです。
「こんな小さなところを貸し出すなんて、よっぽどお金に困っているんだろう」
「便利な場所だって言っても、部屋の中で動けもしないよ。意味ないよ」
また同じ建物に住んでいる人はこう言います。
「同じ建物の中のアパートを借りているけれど、9平米(畳5帖半)の広さがあって、月4000香港ドル(約57,000円)だよ。僕のアパートの方がよっぽどいいよ」
東京の住居費の高さもよく問題になりますが、香港の住居費の高さ、どう思われますか。