[東京 24日 ロイター] – 日本百貨店協会が24日発表した6月の全国百貨店売上高は、店舗数調整後で前年比3.1%増の4869億円と、2か月ぶりプラスになった。
6月下旬にスタートしたクリアランスの前倒し効果や、暑さによる季節需要の高まりに加え、土曜日が前年より1日多かったこともプラスに寄与した。このため、主力の衣料品が7か月ぶりに前年実績を上回った。また、美術・宝飾・貴金属などの高額消費や、インバウンドも引き続き好調だった。
ただ、大阪北部地震により、一部店舗で営業時間が減少するマイナスの影響もあった。
調査対象の百貨店は80社・220店舗。東京地区は前年比6.9%増と、5カ月連続プラスとなった。