[東京 27日 ロイター] – 日立製作所<6501.T>は27日、2018年4─6月期(国際会計基準)の調整後営業利益が前年比12.4%増の1481億円になったと発表した。建設機械や社会・産業システム、情報・通信システムなどがけん引し、4─6月期として過去最高を更新した。
会見した西山光秋・最高財務責任者(CFO)は「良い形にある。このペースをきちっと保って第2四半期以降も情報・通信と社会・産業の収益性の改善を継続していきたい」と語った。
売上高に当たる売上収益は前年比3.7%増の2兆1658億円だった。
通期予想は据え置いた。営業利益予想は前年比4.9%増の7500億円で、トムソン・ロイターがまとめたアナリスト17人の予測平均値7602億円をやや下回っている。
西山CFOは米中貿易摩擦の影響について「直接的な影響は軽微」としたが、「経済全般への影響はあると思っており、状況を注視していきたい」と警戒感も示した。
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(志田義寧)