株主がフェイスブックを提訴、株価急落で

[ニューヨーク 27日 ロイター] – 米交流サイト大手フェイスブック<FB.O>の株価が前日20%近く急落したことを受け、株主が27日、同社とザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)らを相手取り、訴えを起こした。今後同様の動きが広がる可能性もある。

マンハッタンの連邦地裁に提訴したのはJames Kacouris氏。

同氏は、フェイスブックとザッカーバーグCEO、デービッド・ウェーナー最高財務責任者(CFO)が、売上高の伸び鈍化や営業利益率の低下、アクティブユーザーの減少に関して、誤解を与える説明をした、あるいは情報公開が不十分だったとし、連邦証券法に違反したと主張。25日の同社の決算発表で「真実」が語られ始めたことで市場はショックを受けたと指摘した。

Kacouris氏はまた、集団訴訟も視野に損害賠償を請求する構えを示した。

フェイスブックの広報担当者はコメントを差し控えた。

米国では、株価が予想外に急落し、損失額が特に大きい場合に株主が企業を訴えることはよくある。

フェイスブック株は27日、0.8%安で引けた。

*内容を追加します。

 
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